以下、私の感じたままを書きます。
私たちは普段前日にサーキット入りし、最終的な車の調整やドライバーの練習を行いますが、その日の朝見 た物は・・・ギャル・ギャル・ギャル・・・当時サーキットで見る物といえばむさくるしい男ばっかりだっ たのでコレにはびっくり。なにが起こったのかと思いました。あっ、そうそう、中森 明菜も来てました。
彼の練習が始まりました。彼の車がメインスタンドを通りすぎるたび、ストロボが一斉にたかれます。しか し、そんな中彼は非常に短期間で効率的と思われる練習をしていたのです。彼の車を4台の車が囲み、その ままコーナーやストレートを走ります。非常に忙しかった彼にとっては、コレが最善な方法とチーム側は判 断したのでしょう。このレースでは、たいした成績を残せなかった彼は、プライドを傷つけられたことでし ょう。きっと「軽い軽い」と思っていたに違い有りませんから。
一念発起した彼は、随分とレースに時間を費やすようになりました。ソノかい有ってそこそこの成績も残す ようになり、レース関係者からは、「どうせ芸能人」という感覚から「本気みたいだね」という感覚になっ てきました。彼のネームバリューでスポンサーも付き、少しずつ本格的にレース界に浸っていったんです。
で、早いんでしょうか?
少なくともレース界では彼のことを「ただの芸能人」と、思っている人は一人もいないと思いますよ。立派
なレーサーですよ、非常に頑張っていますからね。少なくとも、峠を攻めている連中とは比べ物にならない
でしょう。サーキット上で、同じ車に乗せれば。もちろん峠を攻めている連中にも早いやつはいますけど
ね。比べられないんです。同じ条件で走ってもらわないと・・・